看護師の転職

「看護師辞めたい」と思うのは当たり前。【私の経験からお話します】


看護師をやっていて、
「忙しすぎて辛い。」「もう辞めたい…。」
と考えたことありますか?

看護師をやっている方であればほとんどの人が思うかもしれません。実際、私は何度思ったか数え切れません(笑)。

✓本記事の内容
  • 私が「看護師辞めたい」と思った理由
  • 辞めたくなるのは当たり前です。
  • たまに休息をとってもOK!無理しない働き方が大事!


の3本で解説していきます。ではさっそく見ていきましょう。

「看護師辞めたい」と思うのは当たり前。


看護師をやっていれば、だれもが経験する「看護師ってツラい・・・。」
ちなみに私は外科病棟に3年間勤務し、究極にツラく辞めたい時期を何度か経験しました。そして、その中で「休息をとること」「無理しない働き方」が大事だと改めて実感しました。

私が「看護師辞めたい」と思った理由


ここから私の実体験に基づいてお話していきます。
私が「看護師辞めたい」と思った主な理由は以下です。

  • そもそも看護師向いていないんじゃないかと思った
  • 看護師としての責任が重くなった+先輩からの圧力が増えた
  • 夜勤が合わなかった(体調を崩す→病気も発症した)


一つずつお話します。

そもそも看護師向いていないんじゃないかと思った


これは1年目の時に常に思っていました。いつも失敗ばかりで先輩に叱られて「自分にはできない」と完全に自信をなくしていました。

私は本当に色々やりました(笑) 患者さんの目の前で点滴落として再調剤になる。アンプルで指を切る(一時期アンプル恐怖症に)。ラインがうまく取れず先輩に泣きつくなど。。。

失敗の数で言ったら相当だったので(笑)私は完全に「看護師に向いていない」と思っていました。

看護師としての責任が重くなった+先輩からの圧力が増えた


これはリーダーをやり始めた2~3年目のときに感じていました。

とくに3年目になるとやることも増え、病棟リーダーだけでなく、係のリーダーや勉強会のプレゼン準備、プリセプターとして新人教育をしたり・・・目の前の課題をやることに精一杯でやってもやっても終わりが見えないという絶望の中にいました

さらには、「もう3年目だからできて当たり前だよね?」という先輩からの圧力も加わり、完全に精神的に押しつぶされていました。

夜勤が合わなかった(体調を崩す→病気も発症した)


その「忙しさ」と「責任の重さ」に加えて、夜勤が本当にツラかったです。私はもともと超朝型人間した。

というのも、朝に頭がさえるので、学生の時のテスト前は夜21時寝て、深夜3時に起きて勉強してから学校に行くという生活をしていたくらい(笑)。

でも文句を言わせず3年目にもなると夜勤が増えます。特に私の勤めていた病棟では3交代制で、日勤→深夜のシフトがありました。

日勤は通常17時に終わるのですが、大体残業で19時になります。そこから帰って風呂、夕食、寝て→23:50の夜勤に行きます。寝られても3~4時間

その生活が続き、寝るタイミングが分からなくなり身体的疲労も限界に達し、潰瘍性大腸炎も発症。(この疾患は原因は不明といわれていますが、主な原因は過度なストレスともいわれています。現在は寛解中。)

この病気をきっかけに、「無理せずにもっと休みを取るべきだった。」と改めて後悔しました。

辞めたくなるのは当たり前


やっぱり看護師の仕事は過酷です。身体的にも精神的にも。そんな過酷な労働環境の中で、「辞めたい」と思わない人の方が珍しいです。

なのでそんな時は、一旦休息して心を整理しましょう。それは、状況に自分がついていけていないという1つのサインなのです。

「休息をとるって言ったって、どうすればいいのか分からない」と思った方。
下でその対処法を紹介していきます。

「辞めたい」と思った時の対処法


「辞めたい」とおもったら、 まず心の休息をとりましょう。

  • 家族、友人に相談する
  • 信頼できる先輩に率直に自分の気持ちを吐き出す
  • 同期にも相談する


人に自分の気持ちや状況を話すことから始めましょう。実家が離れているときは、電話でも良いです。家族の声を聴くと安心しますよね。

また、先輩や同期は自分と同じ体験をしている場合が多いので共感が得やすいです。

特に先輩は沢山の困難を乗り越えてきた経験があるので、きっと良いアドバイスをくれるでしょう。

身体的な症状がある人は注意


次に、とくに注意してほしいのが「身体的な症状が出ている」方です。

そういう方は具体的な対処(体の休息も)が必須です。(例えば、寝られなくなった・食べられなくなった・動悸がする等。)

これらに当てはまる人は、

  • 師長に相談し一定期間休みを取る
  • 病院で診てもらう必要があれば見てもらう


実際私も含め、私は看護師で病気を発症した人を何人も見てきました。

そうした人に共通しているのが「頑張りすぎ」ということです。

やっぱり自分の体は第一です。遅れると重大な問題になりかねないので、早めに対処することが大切です。

休みの間にすることは、“何もしないこと”


私は3年目の最初に落ち込んだ時と、病気になった時に2回休み(3~4日程度)をもらいました。

私が休みの間にしたことは、

  • 実家に帰る
  • 美味しいものを食べまくる
  • 良く寝る
  • 本を読みまくる
  • 本を読む以外は何もせずぼーっとする


まず自分の一番安心する心地の良い場所に行きましょう。

あと食べる寝る以外は「基本何もしないこと」が大切です。

あなたは仕事で十分頑張りすぎてしまったのです。これ以上何も頑張る必要はありません。

だから、仕事について振り返ったり、勉強したりしなくていいです。

ただ、美味しいものを食べて「なんて美味しいんだ」と味わって食べる。

ゴロゴロ転がって、自然を感じて「生きているって素晴らしい」と感じることが大事です。そうしたら、やる気は後から自然に出てきます。

疲れ切っているのに色々考えてやろうとすると、さらに疲弊して悪化してしまうので、まずは心身の疲れをしっかりとることを第一優先しましょう。

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*私が看護師で疲れ切っていた時に読んだ本です。優しい言葉と優しい写真に癒されます。全ての「頑張り屋さん」へ。

「看護師疲れた…。」と思った時に読みたい本5選【読書でこころをリラックス】「看護師つかれた…」 「看護師ツラい…」 と思うことありますよね。 そこで今回は、そんな時にこそ読みたい本を紹介していきます。...

結論:休息をとってもOK!無理しない働き方が大事


「疲れた」「ツラい」「辞めたい」と思ったら、素直に自分の気持ちを受け止めて休息をとりましょう。

「周りの目が気になる…。」「休みをくれるか不安…。」と思う方もいるかもしれません。

でも、「自分の健康に代えられるものはない」です。無理しすぎて、頑張りすぎてカラダを壊してしまったら意味がありません。

自分の身は自分でしか守れないので、勇気を出して言いましょう。


ちなみに私は、病気発症後に師長と相談し夜勤をなくして日勤のみに変えました。

また、体調を崩した友人の中には、休みを取ったあと病棟を変えたり、同じ系列の病院に移ったりもしていした。

また、看護師は病院以外にも、色んな働き場所があります。

クリニック、高齢者施設、保育園、企業、出版社、塾など人それぞれ色んな働き方があります。なにも今の場所だけに固執する必要はありません。

自分に合った場所は必ずあります。ツラいと思ったら、働き方を見直してみる良い機会かもしれません。

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まとめ


看護師の仕事に疲れたら自分の体を守るためにも「休息をとり、無理しない働き方を見つける」ことが大切です。

繰り返しになりますが、自分を犠牲にする働き方はダメです。

自分の健康に代えられるものは決してありません。



さいごに、私の大好きな著書「神様のカルテ」から言葉をおくります。

ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です

ー著書:神様のカルテ3より


人生は長いです。だから、牛のように図々しくゆっくりと歩んでいけばいいんです。途中で寝ても、草食べても、図々しくのっしり進んでいきましょう。

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めぐ
ナース×エディター×ライター。『看護師生活をもっとイージーに』をモットーに活動中。看護師の働き方・恋愛・留学情報など色々発信しています。
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